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闇闘技場への招待 プロローグ

某お絵かきサイトに投稿した下手絵本の前後談を文章にしてみたいと奮闘しています。
まだ途中です。

ちなみにこの作品は当然フィクションで、特定の団体や組織、もちろん個人を誹謗中傷する意図は全くありません。作品のリアリティのために、なんとなく実在の名称を想像させるような名前が出てくるかもしれませんが、現実のものとは全く無関係です。
多くのエロ表現および非現実的な体格サイズの表現、また多少のグロや差別表現がありますので、その手のものが嫌いな方は、お読みにならないでください。

1家族

私は安田たかし、45歳、極普通の技術系サラリーマン、特に趣味も特技もない。
結婚十年目で、小学校二年生のお転婆盛りのリサという娘がいる。 
妻エミは現在33歳、職場で知り合った。
少し歳の差があるので、お互い結婚前のことはあまり話したことがない。妻の友人から聞いた話では、エミは学生時代、競泳の選手でオリンピックの強化選手に選ばれたことがあるらしい。だが、本人の口からは聞いたことがない。娘のリサの習い事の話の時、「水泳は得意だから、ママが教えてあげるわ。」と言っていた程度のことしか、私は知らない。いずれにしても今は運動らしいことは何もしていないようだ。

そんな我が家の生活は、子供中心で時間が動いていく、どこにでもありそうな、極ありふれたものだった。


2長期出張

二月のある日のこと。
「俺、半年くらいA国へ行くことになった。」
「えっ。いつから?」
「来週の月曜に出発するよ。」
「え~、一週間後?準備とか、大変だわ。」
「ああ、でも、向こうではホテル暮らしだから、そんなに荷物はいらいないと思うよ。」
「そおかなあ?でも、半年って、長いよ。着るものとかけっこういるんじゃない?」
「ああ、でも遊びに行くわけでもないし、普段着と作業服で済まないかなあ。」
「ダメよそんなの、明日あたしがちゃんと準備してあげるわ。それで、半年もどんな仕事なの?」
「提携先の現地の技術者にいろいろ教える仕事なんだ。英語苦手だから、気がめいるよ。」
「そっかあ。大変そうね。」

そして、二週間後。
私はA国の西海岸に滞在していた。特に不自由はなさそうだ。しかし、一人ぼっちのホテル暮らしは、とにかく暇だ。特に趣味もないので、日本から持ってきた本を読むくらいしか時間つぶしのネタが見つからなかった。妻が気を利かせて、いろいろ本を入れておいてくれたので、当分の間持ちそうだ。

そんなある日。
ホテルの自室で、仕事のチェックのためパソコンを開くと、珍しく妻からのメールを受信した。
『たか君、エミです。元気ですか?あたしはとっても元気よ。あなたが単身赴任してから、暇つぶしに、ちょっとトレーニングを始めることにしました。とりあえずお試し期間3か月は、タダなのでお金の心配はいりません。目標はたか君が帰ってくるまでに、ウエスト5センチダウンってとこです。頑張りま~す。』
無邪気なメールだった。
『エミへ、たかしです。わかりました。帰国まで約半年あるので、5センチくらいは、いけるんじゃないかな。でも、あんまり無理しないでね。』
私は、ごくありふれた内容のメールを妻に返した。

暇つぶしにトレーニングとは、本当に妻は学生時代、スポーツ選手だったってことか。だから、そういうことが普通にできるってことなのだろうか。
そんなことを、ぼんやりと考えながら、仕事のデータに目を移した。

日々の生活は、仕事に追われ、あっという間に、三か月が過ぎようとしていた。妻が、トレーニングを始めると知らせてきたことも、忘れてしまっていた。
そんなある日、久しぶりに妻からメールが来た。
『たか君、エミです。三か月くらい前、トレーニング始めるって連絡したの覚えてる?あれから毎日続けてるよ。けっこう効果あるみたい。実はね三か月のお試し期間は終わるんだけど、モニターとして続ければ、また三か月タダにしてくれるんだって。だから、もうしばらく続けてみるね。たか君、仕事がんばってね♡』

ああ、そういえば、トレーニングとか言っていたことをすっかり忘れてしまっていた。
目標ウエスト5センチダウンとか言っていたのを思い出した。今回はそのことは何にも言ってこなかったので、少しおせっかいかと思ったが、返信メールで聞いてみることにした。それに、そもそもトレーニングって、どんなことをやっているのか少々気にもなった。
『エミへ、たかしです。トレーニング頑張ってるんだね。怪我とかしないように気を付けてください。トレーニングって、どんなことをやるの?それと、目標のウエスト5cmはどうなった?』

ほどなくして、エミからメールが届いた。
『たか君、エミだよ。実はね、ウエストはあんまり減ってない。でも、全体的にはいい方向だよ(^^;) トレーニングの内容は普通にランニングとか筋トレとか、あとはサプリを毎日飲むの。全部うちで出来る内容だよ。
でもね、けっこう効果が出てきて、トレーニング機材の会社の人からも、すごい効果が早いって褒められてるんだ✌ だから、データを取る為にモニター頼まれちゃったの。とりあえず、たか君が帰ってくるまでがんばって続けてみます。』

なんだか、状況がよく呑み込めない。もう少し詳しく質問しようとメールを打ちかけたが、やめた。
まあ、本人が気に入って続けるといっているんだから、あまり干渉するのはよくないと思った。
そういうわけで、この件は、この後、帰国するまで、私にとっては忘れられた案件となった。


3帰国

六か月が過ぎた。日本を発ったときは真冬だったが、季節は変わって今は真夏だ。
飛行機のハッチが開き、乗客が一斉にブリッジを渡りターミナルへ急ぐ。私も人の流れに押し出されるように飛行機からボーディングブリッジへと進んだ。日本の真夏の空気が、体を包み、とたんに汗が噴き出してくる。日本に帰ってきたと実感した。

空港は人で溢れていた。そうだった、お盆の大移動の時期だ。
手荷物が出てくるまで、二十分ほどかかった。仕事の機材の入ったジュラルミンのケースと個人用のスーツケースをターンテーブルから降ろすのに一苦労した。機材のケースは特に重たくて、40kgは有る。そのうえキャスターが壊れかけていて、素直にまっすぐ進んでくれないのだ。
重たい荷物を引きずり、税関検査を済ませ、到着ターミナルの自動ドアを通り抜けた。その時、聞き覚えのある声が、私を呼ぶのが聞こえた。
「たかく~ん。」
「ん?」
「たかく~ん。お帰り~。」
その声が妻の声であることはすぐに分かった。迎えに来ると言っていなかったので、多少驚いた。
私は、妻の顔を探そうと少し背伸びをして人垣の方に目を向けた。
だが、背伸びの必要はなかった。二重三重に重なった人ごみの最後列に、人垣の高さより、頭一つ、いや胸のあたりから上を出して、こちらに向かって手を振っている妻の姿が見えた。
体の下の方は人垣に隠れて見えないので、何か踏み台のようなものに乗っているのだろうと思ったその時、妻の顔が人垣の後ろを移動し始めた。
状況が理解できず、その場に立ち止っていると、何かが腹のあたりにぶつかってきた。
「パパ~、おかえりなさ~い!」
「?おお!リサ!ただいま。ちょっとの間に大きくなったな~。」
「うん。リサね、クラスで一番後ろになったよ。」
「ほお、それはすごいな。」
「でもね~、ママはもっともっと大きくなったんだよ。」
「え?」
下を向いて子供と話していた、その時、大きな、というより巨大な人影が覆いかぶさってくる気配を感じて、顔をあげる。

普通、人の顔があるはずの高さに目を上げたのだが、そこに人の顔はなく、何か布でできた大きな物体が視界を覆っている。
上の方から、声が聞こえた。
「たか君、お帰り。疲れたでしょ?」
「・・・あ、え、ああ、ただいま。」
自分でも声が上ずったのがわかった。いったいどういうことなのか、聞こうとした、その時、
「ねっ!ママすごいでしょ!うちの学校のどの先生よりおっきいよ!」
子供が嬉しそうに、そう言った。
「お、そ、そおかあ、それはすごいな。」
子供のその言葉に反応して、妻の足先から顔にかけて、舐めるように眺めてしまった。
ダボダボの一枚布で作ったワンピースのようなものを着ている。お世辞にもおしゃれとは言い難い服装だ。それに真夏のこの暑さだ、妻の額は汗で光っている。
「ねえ、たか君。いろいろお話があるし、早く帰ろっ。」
そういうと、妻は仕事関係の機材が入ったジュラルミンのケースを、ひょいと持ち上げ、歩き始めた。
「お、おい、それ40キロ以上あるんだ。大丈夫か?」
「え? ふ~ん、これで40キロなんだ。 全然ダイジョブだよ。スーツケースも持とうか?」
「い、いや、これは転がしてくから・・」
「ねえパパ~、ママってね、すっごい力持ちなんだよ。この前ね、おうちの前でね、自動車が溝に落っこちちゃったんだけどね、一人で持ち上げてあげたんだよ。」
「ふ~ん、どんな自動車だったんだい?」
「あのね、お客さんがいっぱい乗るやつだよ。ほら、リサも学校の遠足の時、乗ったことあるよ。」
「へ?それって、貸し切りバスのこと?」
「あ、そうそう、バスバス!」
「・・・・」
絶句してしまった。

「車で来てるの」
妻は40キロ以上ある荷物を片手にぶら下げて、ずんずんと駐車場の方へ歩いていく。
その後ろを、私と娘が小走りで追う。
真夏の粘り気のある熱い空気が、体にまとわりつく。たちまち、汗だくになってしまった。

駐車場につくと、
「この車よ」
妻の指さした車は、見覚えのない大型のワンボックス車だ。
「あたし、背が伸びちゃったでしょ、普通の車、運転できなくなっちゃったの。これ、トレーニング機器のモニター特典としてタダで貸してくれたのよ。」
「ふ~ん」
モニター特典で車を貸すという話は聞いたことがないが、今ここでとやかく言っても始まらない。
「ほら、見て。運転席が改造してあるのよ。」
なるほど、運転席のシートの位置が大きく後方にずらしてある。ハンドルの位置も変えてあるようだ。
「試しに、運転してみてもいいかい?」
「うん、いいけど、たか君、疲れてるんじゃない?」
「運転くらい大丈夫だよ。」
私はそういって運転席に乗り込んだ。しかし、この車を運転するのは無理だとすぐに理解した。
簡単に言うと、小さな子供がダンプの運転席に座ったような状態になってしまう。足がペダルに届かないのだ。
「こりゃ、無理だな・・・悪いけど、やっぱりエミが運転してくれよ。」
「あは、いいよ。」
「リサ!後ろの席もシートベルトするのよ!」
「え~、リサ、前の席がいいよお!」
「ダメよ、前の席はパパが座るの。」
「もお、分かったよお。」

家族三人の乗った車は、高速道路に乗り、わが家のあるYH方面へと向かった。


4帰宅

我が家は、YH市の郊外にある。妻の両親が建てた家に家族三人で暮らしている。妻の両親は、都心の便利な場所にマンションを買って、引っ越してしまい、この家は妻が譲り受けた形になっている。
こだわった造りの家で、ドアや天井の高さは、一般的な日本の住居とはかけ離れたサイズで出来ている。
最初、この家に越してきたとき、ここまで立派に作る必要あるのだろうか、と思ったものだ。
だが、この立派な家の玄関のドアでさえ、今の妻の背丈にはちょうどいいサイズとなっているようだ。

家に着くと、妻は重たいジュラルミンのケースを軽々と玄関まで運んだ。
「これ、どこに置く?」
「ああ、明日にでも運送屋を呼ぶから、玄関に置いといてくれ。」
「わかった。」
「ママ~。隣のケンちゃんたちが広場でサッカーやってるのが見えた。リサも行ってい~い?」
「いいわよ、晩ご飯の時間には帰ってくるのよ。」
「ハーイ!」
娘は勢いよく、広場へ向かって駆け出した。

私は、重たいスーツケースを転がしてリビングへ入ろうとした。
「待って!それも、重いんでしょ?床が傷ついちゃうよ。あたしが持ってあげる。」
言うが早いか、妻は荷物がぎっしり詰まった特大のスーツケースを片手で持ち上げ、リビングへ入っていった。

私が一歩遅れてリビングに入ると、妻はこちらを振り返り、
「ふ~、暑かった~。シャワー浴びるでしょ?ご飯の支度はその後でいいよね?」
と言いながら、ダボダボのワンピースのようなものを下から一気にたくし上げて脱ぎ捨てた。
妻の体は半年前とは全く別のものになっていた。その変貌した肉体が露わになった。
あまりのものすごさに、思わず、息をのみ、一歩後ずさってしまった。
「もお、なによ、大げさね。確かに、ちょっとは大きくなったけど・・・もう結婚して10年になるのよ。あたしの裸でそこまで驚くことないでしょ。」
「え?これが、ちょっと?・・・・ちょっとじゃないだろ。身長だって1mくらいでかくなってるし、そ、そのものすごい筋肉、いったいどうなってるんだ?そ、それに、あの腕力、この半年どんなトレーニングしてたんだ?」
「どんなって・・・・」
もともと筋肉質で身長も170cmと大柄ではあったが、子育てに追われるうち、筋肉の上に脂肪が付き、半年前に見た時にはだいぶふっくらした体型になっていた。
それが、今目の前にいる妻の身長はどう見ても2m半は超えている。この特注サイズの家の高さ3mの天井まで、もう少しで届きそうだ。
そして、とにかく巨大な体、各部の筋肉が隆々と盛り上がり、その筋肉と筋肉の境目にうっすらと脂肪がついている。大きかった乳房はさらに大きくなり、そして乳首は斜め上を向いて、ツンと突き出している。いったい何をすると、こんなに巨大で筋肉ムキムキな体になるというのだ。
「メールに書いた通りよ・・・」
妻は小さな声で答えた。
「怒ってるの?」
「え?」
「あたしがこんな体になっちゃったから・・・怒ってる?」
「いや、怒ってなんかいないよ。驚いただけだよ。」
「じゃあ、怒ってないのね?」
「ああ、びっくりしたけど、こうやってじっくり眺めてみると、すごくきれいだと思うよ。」
「あは、よかったあ!」
「それにしても、いったいどのくらいの大きさなんだい?」
「えっとね・・そだ、先週測ってもらったデータがPADに入ってる。」
そういうと、近くに置いてあった、カバンから、iPad-Miniを取り出した。
妻が持つと、まるでiPodのように見える。
「ほら、これよ」
身長=
体重=
体脂肪率=
胸囲=
トップバスト=
ウエスト=
ヒップ=
上腕部周囲=
大腿部周囲=
足サイズ=
「す、すごいなあ!」
思わず驚嘆の声が出てしまった。
「えへ、けっこうすごいでしょ?メールにも書いたけど、スタッフの人も、こんなに効果が出たのは初めてだって、驚いてるの。それで、モニターとして、毎週データーを送ってあげることになったのよ。」
「モニターね・・・」
「それでね、器具もサプリも当分タダで支給してくれるって。それに車とかも貸してくれるし・・・だから、トレーニング、続けてもいいよね?」
「ああ、エミがそうしたいなら、俺は構わないけど・・でも、その体格じゃあ、風呂やトイレ、不自由なんじゃないか?」
「あ、それは心配ないよ。二か月くらい前、お風呂とトイレは改造済。もちろんタダだよ。」
「そこまでしてくれるんだ。でも、それって、なんかおかしくないか?」
「そっかなあ、キッチンも直してもらったよ。シンクが低すぎちゃって使いづらかったんだ。」

話を聞けば聞くほど、引っかかるものがあるが、今日のところはとりあえず、妻の体のことを確認することにした。

「モニターのことは、またゆっくり聞くとして、トレーニングの道具とかはどこにあるんだい?」
「一番奥の部屋、使ってなかったでしょ?あそこを片付けたの」
「ちょっと、見てもいいかい?」
「うん。でも、怒らないでね、けっこう手直ししたんだ。あ、でも全部タダだよ。モニター特典・・・・」
「ふ~ん、でも改造したこと、お父さんに断ったのか?」
「え、うん。それは大丈夫だよ。好きにしていいって。」
私の記憶では、一番奥の部屋はここに越してきてから、一度も使ったことがなかった。裏庭に面していて、ロケーションは悪くないのだが、とにかくこの家は家族3人には広すぎる。
一番奥の部屋は、妻の父親が趣味の社交ダンスを楽しむために作った、大広間だと聞いていた。
「俺、この部屋に入るのは久しぶりだ。」
ドアを開けると、プロ仕様のスポーツジム並の設備がずらりと並んでいる。

【つづく】

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Re: 初めまして

千春様
コメントありがとうございます。

最近はテキストものはさっぱりです。<(_ _)>

このシリーズはPIXIVの私のページに小説として投稿してあります。
よろしければそちらにお立ち寄りいただけると幸いです。

よろしくお願いします。

初めまして

初めまして!
少し前から拝見しています!
続きをぜひ読みたいです!
タイトルで何となくわかってしまいましたが!
プロフィール

YACHI NOBODY

Author:YACHI NOBODY
Yachiの変態ブログへようこそ。
妻が巨大な筋肉ムキムキ女となって、夫の私を弄ぶという妄想部屋です。
そういう趣向のオリジナル下手絵と駄文で悦に入っている、変態男です。

妻の写真とかも、時々投稿します。

ご覧いただきコメントなどいただけると、うれしいです。


よろしくお願いいたします。

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